畑に行ったら、冠水していました……。
最近の夏は、雨が降らないときはとことん降りません。かと思えば、降るときは「そんなに要らない」というくらい一気に降ります。8月末の3日間で降り続いた雨は、瞬間的に80mmを記録した時間帯もあったそうで、畑に行ってみるとこの有様でした。
タイミングも最悪でした。ちょうど苦土石灰をまいて耕運したばかりのところに、この雨です。せっかく耕して土をふかふかにしたのに、そこへ大雨となれば、水を含んで余計に締まってしまいますし、まいたばかりの苦土石灰も流れてしまったかもしれません。
うね間が川のようになっていた
うねの間の通路には、端から端まで水が溜まって、まるで田んぼのようになっていました。耕運機を置きっぱなしにしていた場所も、一輪車の車輪も、すっかり水没しています。水面には作物の反射が映り込むほどの深さで、ちょっとやそっとの雨量ではこうはなりません。
かぼちゃの葉がしおれていた
別の場所では、通路脇のかぼちゃの葉がぐったりとしおれていました。根が水に浸かり続けると呼吸ができなくなり、こういう状態になります。畑全体がスポンジのように水を含んでしまっていて、排水が追いついていない証拠です。
排水路から水が逆流してくるという、もう一つの問題
今回さらに厄介だったのが、畑の外の排水路から水が入ってきていたことです。単に雨水が地面に溜まっただけなら、時間が経てば土に染み込んだり自然に引いたりします。ですが、排水路自体の水位が上がって畑側に逆流してくるとなると、話が変わってきます。
だからといって、排水路との出入り口を止水してしまうと、今度は畑に溜まった水を排水路へ逃がすルートそのものが無くなってしまいます。入ってくる水は止めたいけど、出したい水もある。どちらも同じ一本の水路が担っているので、この状況ではもうお手上げです。とはいえ、この畑は借りて1年目。水路がここまで水かさを増すなんて、誰からも聞いていませんでした。知っていれば対策のしようもあったはずですが、こればかりは、まさに後の祭りでした。
止水している方に電話したら、水位が10cm下がった
「水門を外していいですか?」と、この水路を止水している方に電話してみたところ、すぐに駆けつけてくれました。水量が多すぎて、さすがに止水板そのものは外せないとのこと。ですが、排水ポンプのホースに草が巻きついていて、それが水位を押し上げている一因になっていたようで、ポンプを引き上げてもらいました。
すると、水位はものの数十分で10cmほど下がり、排水が目に見えて進み始めました。逆にいうと、この草が巻きついた状態のまま、ここ数日はずっとこの水位で推移していたということです。畑からすればたまったものではありません。
かぼちゃ2株はもうダメそう、黒豆の行方は?
結果として、かぼちゃは2株がもうダメそうな状態になってしまいました。数日間水に浸かり続けた根は、さすがに耐えられなかったようです。
生き残った株との違いを見てみると、葉っぱが上向きに伸びていた子たちだけが無事でした。おそらく、ダメになった株は水位が上がったタイミングで完全に水没してしまっていたのだと思います。かわいそうなことをしました。
近くに植えている黒豆も、この先どうなるか読めません。無事に育ってくれることを祈るばかりです。
雨が降らないのも、降りすぎるのも困る
ここ数年、夏の雨のパターンが極端になっている気がします。晴れが続けば潅水が必要になり、逆にまとまって降ればこうして冠水する。どちらに転んでも畑には負担がかかります。特に80mmクラスの雨が短時間に集中すると、うね自体が排水路の役割を果たせず、こうして水浸しになってしまいます。
植えるものを考え直さなきゃいけない
今後もこういうことが起きうるとなると、この場所に何を植えるか、根本から考え直す必要がありそうです。高畝にすれば多少はマシかもしれませんが、排水路そのものが逆流してくるとなると、畝の高さだけではどうにもならない気もしていて、正直あまり自信が持てません。
幸い、このあたりは耕作放棄地がいくらでもあります。いっそこの畑は返して、水はけの心配がない別の場所に移る、という選択肢も頭をよぎります。とはいえ、ここはもともとススキが生えるほどの放棄地で、時間をかけてようやくここまで育てた畑です。手放すには惜しくて、なかなか踏ん切りがつきませんね。
こんなに水はけが悪くて、水路からも逆流してくるとなると、もういっそ水稲しかないですかね。畑としては困りものの立地でも、田んぼにすればむしろ好条件、というのは皮肉な話です。